エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器のエレクトロポレーションの違いを比較

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エレクトロポレーション(電気穿孔法)は、イオン導入美顔器よりも美容成分を有効的に浸透させることができ、エステサロンや美容皮膚科で施術を受けたり、家庭用美顔器でケアをしたりすることができます。

電気パルスにより、皮膚に微小の穴を空け美肌成分を真皮層にまで浸透させることができるので治療効果も高い施術方法です。

エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器では、どのような違いがあるのでしょうか。機能、美容効果、必要料金などメリットやデメリットをそれぞれ比較してみました。

エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器のエレクトロポレーション機能を比較

エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器のエレクトロポレーション美容機器の機能にはそれぞれどのような違いがあるのかみてみましょう。

エステサロンのエレクトロポレーション機器

エステサロンで使用されているエレクトロポレーションの機器は、一般社団法人日本エステティック工業会において、「エステティックポレーション機器」と呼称し、安全基準や安全規格を定めて医療との棲み分けを明確にしています。

日本ではビーティフィック社が、エレクトロポレーション導入に関する基本技術の特許を取得しており、イーポレーション・シリーズの美容機器があります。

全てのエステサロンがイーポレーション・シリーズの美容機器を導入していませんが、他の機器でも同じ電気穿孔法が取り入れられ安全面に関しても問題はありません。

エステサロンで導入している主な美容機器機能

機器の種類 機能の特徴
イーポレーション・プロフェッショナルタイプW ポレーションモード、イオンモード、バイブレーションの3種の基本機能を搭載。
W画面・Wプローブ方式なので、2名同時の施術が可能。
メディカルエステ、医科・クリニック品質の本格派機器。
イーポレーション・プロフェッショナルタイプS 3種類のプローブバリエーションあり。1台でフェイシャル、ボディ、スカルプまで対応するメディカルエステ品質の本格派機器。
スプリングビューティ 冷却(引き締め)と同時にエレクトロポレーション導入が可能なクライオハンドピース搭載の機器。
エポスキン 爪以外の全身に使用できる日本製の機器。9段階のパワー調節が可能。
misireltoⅡ 筋膜リフト、ホワイトモード、エレクトロポレーションの3つのモードを搭載した機器。

美容皮膚科のエレクトロポレーション機器

美容皮膚科や美容クリニックで取り扱っているエレクトロポレーション機器には、エステ同様の機器または医療機関でしか扱えない高出力の機器を導入しています。

エステサロンよりも出力の高い機器を使用するので、機能性も良いので、肌質改善のニキビ治療にも効果があります。

美容皮膚科で導入されている医療用のエレクトロポレーション機器機能

機器の種類 機能の特徴
サンソリットエレクトロポレーション-013 小じわ・たるみ・痩身・ニキビ・乾燥肌治療に特化した日本製の美容導入医療機器。
施術部位や肌質に合わせてパルスモードを変更することが可能。
ケアシス 45度からマイナス20度まで温度調節が可能な温冷機能が付いた、高出力のメディカル機器です。

家庭用美顔器エレクトロポレーション

家庭用のエレクトロポレーション機器は、イオン導入美顔器よりも高い機能を搭載してあり家庭でも安全に使用できる美顔器となっています。

家庭用美容機器のサイズは、手で持って簡単にスキンケアができるようになっていて、持ち運びも簡単にできます。

家庭用は、ポレーション機能以外にもEMSや高周波、LEDなどの機能が搭載されているものが多いです。

家庭用のエレクトロポレーション美顔器機能

家庭用のエレクトロポレーション美顔器は、多種多様あります。ここでは、おすすめの商品の特徴を紹介します。

美顔器名 美顔器の特徴
ララルーチュレジーナ 杉本彩さんが開発・プロデュースしている美顔器で、ポレーション以外にもEMS、高周波、LED機能を搭載しています。
ミス・アリーヴォ 業界初のスキンケア目的別5モードLEDポレーション機能を搭載した美顔器です。
目元や唇、額にも使用できます。
クリオネ インサートパルス、EMS、高周波の3つのトリートメントを同時に行うことができる美顔器です。
日々のお手入れが苦にならないように、本体の重さが47gという軽量化を実現させています。

エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器のエレクトロポレーション機器の比較表

上記でとりあげた機器より、機械の出力や導入剤などについて比較してみました。

エステサロン 美容皮膚科 家庭用美顔器
機器名 イーポレーション・プロフェッショナルタイプS サンソリットエレクトロポレーション-013 クリオネ
重量 約5kg 不明 47g
外形サイズ(mm) 310×280×338 260×120×190 165×35×32
消費電力 5W 9.6W 7W
周波数 50Hz/60Hz(定格) 不明 90kHz(出力)
製造国 日本 日本 日本
価格 930,000円(税別) 不明 49,800円(税別)
機能 ・ポレーションモード
・イオンモード
・バイブレーション
・エレクトロポレーション
・超音波洗浄
・インサートパルス
・EMS
・高周波
プローブの種類 ・9ポイントプローブ
・3ポイントプローブ
・ペンタイププローブ
・フェイスプローブ
・ポイントプローブ
・ボディプローブ
・スキンスクライバー
なし
導入剤 ・イーピーエッセンスSA
・イーピーエッセンスFX
・バイオウルトラエッセンス
・イーピーエッセンスPC
・潤度100ピュア-H
・ステムセラム
・SVC7ローション
・アミノVC7
・BTX+EGFジェル
ルパスキンカクテル(美容液)

エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器で1番の大きな違いは、エレクトロポレーションに欠かすことができない導入剤です。エステサロンや家庭用美顔器ではコスメ化粧水を導入するのに対し、美容皮膚科は医療機関でしか取り扱うことができない薬剤を使用し治療することができます。

家庭用美顔器に関しては、エステサロンや美容皮膚科で使われている機器とは違い、出力が弱めなので誰でも使うことができる安全な機器となっています。いろいろな機能が搭載されているので、楽しみながら多様に使うことができます。

中には、エステサロン用に開発されたエレクトロポレーション機器が家庭用に販売されているものもあります。

エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器のエレクトロポレーションの美容効果を比較

エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器それぞれのエレクトロポレーションの美容効果を比較しました。

エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器それぞれのエレクトロポレーション効果は、導入させる美容液によって効果を発揮させます。効果の出方には個人差がありますが、家庭用美顔器→エステサロン→美容皮膚科の順で美容効果が高いです。

そのため、エステでは効果がでなかったケアでも美容皮膚科や美容クリニックなら肌質から改善ができるのでの治療目的で行うことが多いです。機器の出力も強いので、より皮膚の奥深くまで浸透させることができるので高い美容効果を得られます。

エレクトロポレーションの美容効果
エステサロン 美白、ニキビ、ニキビ跡、シミ、かんぱん、くすみ、シワ、たるみ、エイジング、毛穴、部分痩せ、顔痩せなどに効果を発揮します。
美容皮膚科 ・ニキビ、かんぱん、毛穴、くすみ、シミ、しわ、色素沈着、たるみ、保湿、エイジング、傷跡、妊娠線、育毛などにも治療効果がある
・皮膚の冷却により肌に浸透した有効成分を拡散するのを防ぐ効果がある
・浸透率は従来のイオン導入機の20倍ある
家庭用美顔器 ・美容液の浸透を促す
・肌のツヤ感、ハリ、うるおいアップ
・超音波導入美顔器の7倍の効果

エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器のエレクトロポレーションのメリットとデメリットを比較

エレクトロポレーションは、ダウンタイムもないので敏感肌の人でも受けられる安全な施術法です。

しかしどの方法でも、導入する美容液や薬剤に関しては、美容成分に添加物の入っていないものを選ぶなど、自分の肌質に合ったものだと効果が出なかったり肌トラブルが発生したりする危険性があるので気を付けてください。

エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器それぞれのエレクトロポレーションのメリットとデメリットをみてみましょう。

エステサロンのエレクトロポレーションのメリットとデメリット

エステサロンのメリット

  • 即効性が高く施術後すぐに肌の変化を実感することができる
  • 他のスキンケアと併せた施術が可能
  • 肌悩みに合わせた美容液で施術ができる

エステサロンのデメリット

  • 時間と手間がかかる
  • 効果を持続させるために定期的に通わなければならない

美容皮膚科のエレクトロポレーションのメリットとデメリット

美容皮膚科のメリット

  • 高濃度の有効成分を表皮から真皮にかけて届けることができる
  • 他の治療と併せて受けることができる
  • 導入できる導入液・薬剤の種類が多い
  • 効果が高い
  • 医師のもとで施術を受けることができる

美容皮膚科のデメリット

  • 数回通う必要がある
  • 薬剤など肌に合わず副作用が出るリスクが高い

家庭用美顔器のエレクトロポレーションのメリットとデメリット

家庭用美顔器のメリット

  • 隙間時間を利用してエレクトロポレーションのケアができる
  • EMS、LED、RFラジオ波(高周波)など多様な機能が搭載されているのであらゆる肌の悩みに対応できる
  • エステサロンや美容皮膚科よりも安価で済む

家庭用美顔器のデメリット

  • 出力が弱いので効果が劣る
  • 導入美容液代が必要

エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器のエレクトロポレーションにかかる料金を比較

エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器、それぞれどれくらいの料金が必要なのかみてみましょう。

エステサロンのエレクトロポレーションの料金

下記のエステサロンより、エレクトロポレーションに必要な料金相場は1回12,500円でした。エレクトロポレーション以外のケアも含まれていますが、安いエステサロンだと8,400円から受けられます。

エステサロン メニュー・コース 料金/1回
シエルエトラ フェイシャルトリートメント 50分:10,000円
70分:14,000円
フォレスタ エレクトロポレーション各コース(80分) 通常料金:15,000円(税込)
事前予約:13,500円(税込)
初回料金:12,000円(税込)
クレオパトラ エレクトロポレーションコース(45分)
肌細胞改革トリートメント(60分)
オーダーメイドトリートメント(90分)
8,400円
13,000円
17,000円
アリエス エレクトロポレーション(顔~首60分)
エレクトロポレーションフルコース(80分)
9,800円(税込)
10,800円(税込)
ヴィアンジュ ポレーションBASICコース(60分)
ポレーションDIAMONDコース(80分)
12,000円
15,000円

美容皮膚科のエレクトロポレーションの料金

美容皮膚科で受けるエレクトロポレーション料金の相場は、およそ1回9,800円で受けられます。導入する美容液によって料金に差はありますが、ビタミンC誘導体やプラセンタ導入だと5,000円~、高濃度の美容液になると10,000円くらいが必要になります。

背中などのボディだと施術範囲が広くなるので20,000円くらいかかります。美容皮膚科や美容クリニックで受けるエレクトロポレーションは、エステのような他の施術内容がないので比較的リーズナブルな料金で受けられます。

病院名 メニュー・施術部位 料金/1回(税別)
美容皮膚科・美容外科
ヒロクリニック
ビタミンC
ビタミンC+アミノ酸
トラネキサム酸
プラセンタ
グリシルグリシン
ヒアルロン酸
高濃度ビタミンC誘導体
5,000円
6,000円
9,000円
10,000円
8,000円
15,000円
15,000円
ウォブクリニック中目黒 ビタミンC導入
プラセンタ導入
トラネキサム酸導入
グリシルグリシン導入
ビタミンC+トラネキサム酸導入
5,000円
5,000円
7,000円
7,000円
10,000円
美容皮膚科
南青山スキンクリニック
顔全体

背中上
9,000円
9,000円
18,000円
東京美容皮膚科クリニック プラセンタオorビタミンC5%
トラネキサム酸orファーミングジェルorビタミンA
ステムソリューションorビタミンC20%
5,000円
6,000円
6,500円
美容外科・美容皮膚科
銀座TAクリニック
顔・デコルテ
背中
臀部
初回6,000円/2回目以降10,000円
20,000円
20,000円

家庭用美顔器のエレクトロポレーションの料金

下記のおすすめ美顔器エレクトロポレーションでの料金相場は、約80,000円になりました。その他、本体以外に使用する導入美容液代が必要となります。

家庭用美顔器は、高い商品だと10万円を超えますが、安いものだと2万円代から購入でき機能も多様についています。

美顔器名称 本体価格
Re;Born 120,000円(税別)
ミス・アリーヴォ 120,000円(税別)
ピュアビューティーキュート 82,080円(税込)
エクラフレーズ 44,800円(税別)
ララルーチュレジーナ 28,000円(税込)

それぞれエレクトロポレーションにかかる料金を比較したまとめ

エステサロンと美容皮膚科の1回あたりの料金を比較してみるとエステサロンの方が高くなりました。料金相場からみると家庭用美顔器が1番高いですが、美容液代を含めて10回以上使うことを考えると1回あたりの料金は、10,000円以下で済みます。

しかし、エステサロンで受けるエレクトロポレーションコースは、クレンジングやマッサージ、スキンスクライバー、パックなどがセットになっているのでその分料金が高くなります。そう考えるとコストパフォーマンスは良い方です。

美容皮膚科は、医療機関でしか扱えない高濃度の導入剤が5,000円から受けられしかも、エステサロンや家庭用美顔器に比べると効果にも期待ができます。

エステや美容皮膚科へ定期的に通うことを考えると、1番お得感があるのが家庭用美顔器ではないでしょうか。本体が10万円を超えるものもありますが、1度購入すれば自宅で何度も使用することができ、多様な機能が搭載されているので、エステサロンや美容皮膚科に比べるとリーズナブルな料金で利用できるのではないでしょうか。

結局、エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器のエレクトロポレーションはどれが1番いいのか?

これまでエステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器のエレクトロポレーションについて比較してきましたが、結局どれが1番いいのでしょうか。

高い出力で機器を使用することができるので効果がでやすい、医療機関でしか扱うことができない薬剤を導入できる、1回あたりの施術料金がエステサロンより安い事を見てみると、美容皮膚科のエレクトロポレーションが1番いいと言えるのではないでしょうか。

また、美容皮膚科では医師の下で施術が行われるので、万が一肌トラブルが起きた場合でも、迅速な対処をして貰えるので安心して施術を受けることができます。

エステサロンは、エレクトロポレーション以外のエステメニューを併せて受けたい人や、リラクゼーション効果を求める人にはおすすめです。

家庭用美顔器のエレクトロポレーションは、自宅でいつでもおこなえるので普段のスキンケアの浸透をより高めたい人におすすめします。スキンケアの浸透が良くなることで肌状態の改善を期待することもできますが、エステサロンや美容皮膚科より効果は劣ります。

エレクトロポレーション効果において1番いいのは美容皮膚科ですが、エステサロン、美容皮膚科、家庭用美顔器それぞれにメリットがあるので、自分に合った方法を選んで、エレクトロポレーションで理想の美肌を手に入れてくださいね。

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