フェイシャルエステでは、美白や美肌を目指し、お肌の悩みを改善するスキンケアを目的別に行います。
できるだけそのフェイシャルケア効果を持続させたいという思いは、誰もが持っていることでしょう。
そこで気になるのがフェイシャルエステ後、洗顔やお風呂に入っても美容成分は落ちないのか心配という人に帰宅後のスキンケア方法について紹介しています。
フェイシャルエステ後の洗顔について
自宅へ帰ってからのスキンケア方法は、「美容液成分効果がなくなってしまうのでその日は洗顔をしないほうが良い」と思っている人は多いのではないでしょうか。
実はフェイシャルエステ後、洗顔をした方が肌には良いのです。それは一体なぜなのか理由を見てみましょう。
肌の汚れをとるため就寝前には洗顔が必要
アロマオイルトリートメント・超音波洗浄・毛穴吸引・リンパマッサージ・美白パック・イオン導入など一般的なフェイシャルエステメニューの場合は、帰宅後、洗顔をすることをおすすめします。
理由として、エステサロンからの帰り道、外に出れば必ずチリやホコリが肌につきます。また、たとえ電車や車などで帰り、その後外出しなかったとしても、実は顔からは常に皮脂が分泌されていて汗もかいています。
洗顔をしないでいると、これらの汚れが一晩中肌に付着したままになっていて、エステの効果を持続させるどころか、肌が酸化し毛穴が皮脂でふさがるなど、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいます。なので、ホームケアでは就寝前に洗顔をして肌をリセットしましょう。
エステサロンから帰宅する時は必ず紫外線ケアを忘れずに
フェイシャルエステを受けたあと、メイクを何もしないで帰るという人が結構いらっしゃいます。「せっかくキレイになった肌に、余計なものはつけたくない」という気持ちはよく分かります。
エステサロンの帰宅時にメイクはしなくても、紫外線ケアだけはきちんとするようにしましょう。
施術後の肌は、美容液など基礎化粧品の吸収も良くなっている状態で、同時に紫外線も吸収しやすくなっています。つまり、日焼けをし易くなっているということです。
ですから、フェイシャルエステ後、何もケア無しで完全なノーメイクで帰ることはおすすめできません。太陽の出ている時間帯に帰宅する時は特に、日焼け止めクリームやベースメークをするようにして下さい。
帰宅後のホームケアは、肌に日焼け止めクリームなどが残った状態ですので、必ずクレンジングや洗顔で汚れをとりましょう。
ハーブピーリングをした後の洗顔には注意が必要
ピーリングの中でも、ハーブピーリングを施術した時は、就寝前に洗顔をしない方がよいです。この場合は、事前にエステティシャンから説明があるので、特に何も言われない場合は、通常通り洗顔を行っても大丈夫です。
ピーリングは、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を正常化し、古い角質を剥がして肌を再生させる施術で、シミ・そばかす・くすみ・ニキビ跡・毛穴黒ずみなどの改善に行います。
中でもハーブピーリングは、天然のハーブパウダーを表皮に塗り、有効成分を肌の奥深くまで浸透させるという施術を行います。
この天然ハーブパウダーの浸透を高めるため、当日または数日間は洗顔ができず、専用化粧品によるホームケアとなるので注意してください。
フェイシャルエステ後の洗顔・クレンジング方法
フェイシャルエステをした日は、肌がデリケートな状態になっています。そこで、肌に負担のかからないホームケアでの洗顔・クレンジング方法について紹介します。
フェイシャルエステ後のクレンジング
どのタイプのクレンジング剤を使うにしても、メイク落としに時間をかけすぎてはいけません。肌にクレンジング剤を乗せている時間が長いほど、乾燥や肌荒れを招いてしまいます。
また、使用量が少なすぎても肌への摩擦が強くり汚れが落ちないうえに肌トラブルの原因となってしまうので注意してください。
クレンジングジェルタイプのものは、ナチュラルメイクからしっかりメイクを落とせるものが揃っています。ジェルタイプは、摩擦による肌への負担が少ないのとマツエクを付けている人でも使用することが出来るクレンジングです。比較的、手に入りやすく購入しやすい料金のものが揃っています。
ナチュラルメイクを落とす時のクレンジング方法
ナチュラルメイクや日焼け止めクリームを落とす時のクレンジング剤は、肌への負担が少ないクリームタイプか乳液タイプがおすすめです。洗い上がりもしっとりとした仕上がりになります。
クレンジングクリームは、たっぷりと使って肌になじませてメイクを落としていきます。使用量よりも多めに使っても問題はなく、肌への摩擦も防げるのでその方が良いです。
指腹を使って優しくマッサージをするように肌になじませ、指がスッと軽くなったら洗い流すタイミングです。
軽めのメイクを落とす時は、洗浄力が強いオイルタイプのものは避けましょう。
しっかりメイクを落とす時のクレンジング方法
しっかりメイクをして帰宅する人の場合、肌にやさしいクレンジング剤だけではメイクが落とし切れません。しっかりメイクを落とすのには、メイクの油分となじみやすいオイルタイプのクレンジングがおすすめです。
オイルタイプのクレンジングは洗浄力が強いので、先に目元や口元のポイントメイクを落とします。ポイントメイクが落ちたらその後、顔全体にクレンジングオイルを伸ばしメイクとなじませて、ぬるま湯で洗い流してください。次に、洗顔料で汗やホコリの汚れを落として終了です。
フェイシャルエステ後の洗顔方法
フェイシャルエステ後の洗顔は、泡をたっぷりと作って泡で優しくマッサージをするイメージで洗いましょう。ゴシゴシと肌をこすって洗うと肌荒れしてしまうので気をつけてください。
すすぎの際の水の温度は、少しぬるめに感じる30度くらいが目安です。水の温度が高すぎると必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌が乾燥する原因になります。逆に冷たい水だと、毛穴が締まって毛穴の奥の汚れを落とすことができないので注意してください。
洗顔後は柔らかいタオルで、こすらずにやさしく抑えるようにして水分をふき取ってください。そして、急激に肌の水分が失われるので、すみやかに肌の保湿を行ってください。
保湿は、たっぷりの化粧水で水分を補給し、その後は美容液や乳液など保湿力の高い化粧品で水分が蒸発しないようしっかりと蓋をしてください。
洗顔料を選ぶ時の注意点
洗顔料は、スクラブ入りなど刺激の強いものは避け、肌に負担の少ないものを使うのがオススメです。洗っている最中に肌がピリピリとしたり、洗い流した直後から肌がつっぱったりするようなものは、洗浄力が強すぎる可能性があるので避けましょう。
フェイシャルエステ後のお風呂について
一般的なフェイシャルエステケアやエステティシャンに当日の入浴を避けるように説明を受けていなければ、基本的にその日お風呂に入ることは問題はありません。
ただし一つだけ注意してほしい事は、洗顔をすませたあと長時間熱い湯船につからないようにしてください。洗顔を済ませた肌は、水分がどんどん蒸発しています。
できるだけ水分を逃さないように、フェイシャルエステ当日の入浴は短時間ですませ、上がったあとはすぐに保湿をしましょう。
また、小顔効果のある痩身フェイシャルエステを受けた場合、血行が良くなりすぎることで起こる弊害があるため、お風呂よりもシャワーがおすすめです。
しかし、ハーブピーリングの施術を行った時は、当日のシャンプーやお風呂の両方ダメという場合があります。
温泉宿などでフェイシャルエステを利用するとき温泉は入ってもいい?
ホテルや温泉宿などでフェイシャルエステを利用する際は、先に温泉に入り、そのあとにフェイシャルエステを受けた方が良いでしょう。天然温泉でも泉質によっては、肌の刺激になることがあるので注意しましょう。
お風呂に入るとき入浴剤を入れても大丈夫?
フェイシャルエステ後、お風呂に入るときは入浴剤の使用を控えたほうが無難です。普段使っていて何の問題もない入浴剤でも、エステを受けた後の肌は敏感なので、肌荒れなどの肌トラブルを起こしてしまう可能性があります。
特に効能が高い入浴剤は、刺激が強い成分を配合されていることが多いです。また、疲労回復の効果をうたっているものの大部分は、血行促進効果があるのでそれによって肌トラブルを生じてしまう危険性もあります。
まとめ
基本的には、フェイシャルエステ後であっても、洗顔やお風呂に入ること自体に問題はありません。ただし、普段よりも肌が乾燥しやすく敏感になっているため、以下の点に注意しましょう。
- クレンジング剤は刺激の少ないものを使う
- 洗顔料はしっかり泡立ててこすらずに洗う
- 当日の入浴は短時間で済ます
- 洗顔や入浴のあとは十分に保湿する
自分では決して行うことのできないスペシャルなケアが受けられるフェイシャルエステ。その効果を無駄にせず、できるだけ持続させるためにも、これらのポイントをしっかりと押さえておきましょう。