自分は元気なのに「最近寝不足なの?」や「疲れてるね」なんて言われたことありませんか?それは目の下のクマが原因かもしれません。
目の下にクマがあるとやつれて見えるだけでなく、見た目年齢が上がり、実年齢よりも5歳は老けて見えると言われています。
そんな目の下のクマを解消する方法の一つとして、目元のフェイシャルエステを利用してみてはいかがでしょうか。
今回は、目元のフェイシャルエステで目の下のクマを消すケア方法について紹介します。
★目次
目の下にできるクマの種類と原因
目の下のクマと聞くと「睡眠不足」というイメージがありますが、それだけが原因ではありません。他の原因でできるくまもあるので、それぞれ見てみましょう。
目の下にできるくまには、以下の何種類かのクマが合わさっている混合型のクマもあります。クマの種類は、色を見て判断できますが、わからない時はクリニックなどに相談してみてください。
青くま
青くまは一般的に目の下にできるクマで、血行不良によるものです。十代のころからでき始め、寝不足や疲れ、生活習慣、ホルモンバランスの乱れ、ストレスなどが関係しています。
最近ではパソコンやスマホを使う人が多く、目が疲れやすかったり、画面をずっと見ていることで血流が悪くなったりしやすいといえます。目の周りにたくさんある毛細血管の血流が悪くなると青白くなり、目の下の薄い皮膚にくまとして現れます。
茶くま
茶くまはメラニン色素が関係しているクマです。紫外線のダメージや目のこすりすぎ、メイクの刺激や乾燥によるかゆみなどが原因で色素沈着がおこり、茶くまになります。目の下のクマだけでなく、まぶたにも茶くまはできます。
黒(たるみ)くま
黒くまは目の下の加齢によるたるみが原因でできるクマです。加齢により目の周りの脂肪が委縮したり、目の下の脂肪を支えている筋肉が緩みその下にへこみができたりして、たるみの影が黒く見えます。シミではないのでメイクで隠すのは難しく、無理に隠そうとすると厚塗りになり余計にくまが目立ってしまいます。
目元のフェイシャルエステで目の下のクマを消すのに効果的な施術方法
目元のクマに効くフェイシャルエステでは、どのような方法の施術をしているのか見ていましょう。
クレンジング・洗顔
エステの施術に入る前に、クレンジングや洗顔で肌を綺麗にします。メイクの汚れが残っていると色素沈着を起こしクマの原因になるため、クレンジングクリームや泡洗顔で丁寧に汚れを落とします。
ハンドマッサージ
目元のくま改善のハンドマッサージは、目元専用の美容液やマッサージオイルを使用し、手技で顔ツボを押しながらリンパを刺激し血液の流れを促します。また、マッサージにより目元の疲れも改善します。
かっさ
かっさの施術は、専門の器具を使用しツボを刺激したり、リンパを流したりして、血行を促進させ老廃物の排出を促します。目の疲れや、くすみ、むくみ、凝りなどにも効果があります。
アイケアマシン
目元専用のアイケアマシンを使って目元に微弱電流を流し、血液やリンパ、老廃物の流れを促し肌を内側から引締めます。また目元のクマだけでなく、しわや目袋のケアもできます。
光フェイシャル
光フェイシャルは、特殊な光を当てることで肌の新陳代謝を促し、色素沈着による茶くまを改善します。使用する光の色によってたるみ改善効果もあるため、黒くまにも効果的なマシンです。
イオン導入・超音波導入
イオン導入は、ビタミンC誘導体やハイドロキノン、コラーゲンなどの美容成分を美容機器で肌へ浸透させるマシンです。超音波の振動で肌奥まで美白成分が行き届くので、メラニンの色を薄くしたり肌を活性化したりできるので目の下のクマに効果を発揮します。
ラジオ波
ラジオ波は、高周波を照射して、皮膚表面ではなく深部から顔を温めます。コラーゲンを増やすことができるため顔全体にリフトアップ効果があり、温熱効果により血行と代謝も高まります。
アイシートやパック
美白成分や肌を活性化する成分が含まれたアイシートやパックを目の周りに乗せます。この目元のパックは施術の最後に行われることが多く、しっかり保湿することで肌に透明感を与えます。
目元のフェイシャルエステで目の下のクマをケアするリスクや注意点
目の下のクマを消すためにはフェイシャルエステがおすすめですが、リスクが全くないわけではありません。どのようなリスクや注意点があるのか見てみましょう。
肌トラブル
フェイシャルエステで使う美容液やオイルが肌に合わないと、肌荒れなどのトラブルが起きる可能性があります。目の周りの肌はとても薄くデリケートなので、特に肌の弱い人やアトピー肌の人は施術前にスタッフに伝えておくようにして下さい。
クマがひどくなる
マッサージの際に力加減を誤ると、肌にダメージを与えて色素沈着を起こしてしまいます。技術力が低いエステティシャンや新米のエステティシャンに当たってしまうと、このようなリスクやスキンケア効果がでないといった可能性もあります。
マッサージは気持ちがいいくらいの力加減が丁度いいので、痛みを感じたり、強さに不安があったりしたときは遠慮せずに伝えましょう。
生理中はなるべく避ける
生理中は肌が敏感になっているため、いつもは大丈夫なマッサージケアや美容液でも肌が荒れることがあります。生理中は施術の効果も出にくい時期なのでなるべく避けた方がいいでしょう。
目元のフェイシャルエステで目の下のクマを解消するまでに必要な回数と期間
フェイシャルエステで目元のクマが消えるまでの回数や期間は、人によって違ってきます。クマの濃い人やクマができてからの期間が長い人は、即効性は期待できず、時間がかかる傾向にあります。
どれくらいの回数や期間がかかるか明確に書いているエステサロンはありませんが、フェイシャルエステでは肌のターンオーバーに合わせて通うのがいいと言われています。
肌のターンオーバーは個人差もありますが28日前後なので、最初の通い始めは2週間に1回、効果が出てきたら1ヶ月に1回のペースで通うといいでしょう。
目元のくまケアは5回コースを設定しているエステサロンが多めなので、最低でも5回は通うと思っておいてください。
目の下のクマを消すために必要な目元ケアエステ料金相場
一般的なフェイシャルエステは、1回10,000円~15,000円くらいが平均です。しかし、目の下のクマを消すためのフェイシャルエステは料金が高いことが多く、20,000円くらいが相場となります。
目元専門エステでは、目元の悩み全てに対応した目元専用に開発された美容液を使っています。そのため、一般的なフェイシャルエステと比べると少し高めの料金設定になるようです。
複数回セットになっている目元コースは、単発の料金よりも1回あたりの料金が安くなります。
また、会員登録ができるエステサロンでは、会員料金の方が安くなります。何回か通うのであれば、これらの制度を利用したほうがお得です。
目の下のクマを消すのにおすすめする目元ケアエステサロン
フェイシャルエステの中でも、目元専門のエステサロンはそれほど多くありません。目元専門店以外で目元ケアエステをうける場合は、シミや美白コースを利用しましょう。では、人気の目元ケアエステサロンを紹介します。
エヴァーグレース
エヴァーグレースは、フェイシャル意外にもボディやバストケアを行うトータルエステサロンですが、目元の悩みを相談するお客様が多いことから、目元に特化した「目元ケア」のメニューも取り入れています。
目元ケア専門サロンが「エクシーライン」として、池袋と横浜に各1店舗ずつあります。施術内容や料金など、エヴァーグレースと扱っているものは同じですが、目元エステのみを行っています。
目元クマ徹底コースは、最新の専用マシンや、東洋の民間療法である「かっさ」など、独自のケアを取り入れています。
スペシャルコースでは、目元のハリ、美白や老化に働きかける高濃度ビタミンC導入体の美容液を使用した目元ケアが受けられます。それぞれのコースにお試し体験コースを設けているので、効果を実感してみてはいかがでしょうか。
コース名 | 目元クマ徹底コース(60分) | 目元クマ撃退スペシャルコース(60分) |
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料金 | ビジター価格:22,500円 | ビジター価格:25,740円 |
体験料金 | 3,980円 | 5,980円 |
施術内容 | カウンセリング ダブルクレンジング 目元のハンドトリートメント かっさ アイケアマシン (スペシャルコースは目元専用美容液を1本導入) アイシート (スペシャルコースは顔全体のパック) 整肌 アフターケア |
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店舗 | 東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、 栃木県、愛知県、大阪府に17店舗 |
シーズ・ラボ
シーズ・ラボは、エステと医療を融合した「メディカルエステ」です。全てのメニューコースを医師が開発しているので安全で安心感があります。
目元ケアのみのコースではありませんが、「シミ解消白肌コース」はメラニンの排泄を促す施術なので目の下のクマにも効果があります。
ピーリングや美白クリームを使ったマッサージをしてくれて、超音波導入で皮膚の深部まで美白成分を浸透させていきます。1回の施術でも効果を実感できるので、まずはお試し体験コースを利用してみてはいかがでしょうか。
コース名 | シミ解消白肌コース(60分) |
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料金 | 18,360円 |
体験料金 | 5,400円 |
施術内容 | 1、角質ケアでシミを分解・排泄 2、美白クリームを使ったリンパマッサージ 3、「ホワイト377」超音波導入 |
店舗 | 宮城・東京・埼玉・千葉 神奈川・愛知・京都・大阪 兵庫・広島・福岡に22店舗 |
エステ以外で目の下のクマを改善するのにおすすめの目元ケア方法
青くま、茶くま、黒くまはできてしまう原因が違うため、ケア方法も異なります。それぞれのホームケア方法を紹介します。
青くまにおすすめ目元ケア方法
青くまができてしまう原因は血行不良なので、マッサージやホットアイマスクで血流を良くするとくまが改善します。
目元マッサージをする際には、マッサージクリームなどを塗って滑りを良くしてから行います。強い力でマッサージしてしまうと、茶くまの原因となる色素沈着が起こるので注意してください。
目元マッサージ方法
1、両手をおでこにおき、程よい力でこめかみまで滑らせる。
2、指をこめかみから目尻まで移動させ、目の下のまぶたを目尻から目頭にかけて移動させる。
3、目頭まで移動したら、指を上まぶたに移動させ、目頭から目尻へなぞるように移動させる。
4、両肘を肩の高さまで平行に上げ、中指と薬指を目の下にあて、目頭→目尻→こめかみへ程よい力をかけながら移動させる。
これを3回~5回繰り返してください。
茶くまにおすすめの目元ケア方法
茶くまの原因は、色素沈着です。ごしごしと目をこすったり、強い力でマッサージをしたりすると余計茶くまをひどくしてしまうので注意してください。茶くまには、次のようなケア方法がおすすめです。
美白コスメで目元ケア
茶くまは、シミと同じなのでビタミンC誘導体が配合されたスキンコスメを使用するといいでしょう。ハイドロキノンの美白成分が配合された化粧品も市販されているのでおすすめです。
皮膚科でもハイドロキノンを処方してもらえるので、副作用の白斑が心配な人は相談してみてください。
紫外線対策ケア
紫外線を受けると肌がダメージを受けるだけでなく、メラニンを増加させ色素沈着を起こしやすくなります。季節に関わらず、外出する際はしっかりとUV対策をしましょう。
目元の洗顔・クレンジングケア
目元メイクの洗い残しは、色素沈着を起こします。アイメイクはしっかりと落とすことが大切ですが、洗顔やクレンジングの際にゴシゴシ力を入れて洗ってしまうと、それが刺激となり色素沈着を起こしてしまいます。メイクを落とす時はW洗顔をし、優しく洗い残しがないように落としましょう。
黒くまにおすすめ目元ケア方法
黒くまは、加齢が原因で起こることが多いクマです。そのため、顔の筋肉(表情筋)を鍛えることや、ツボ押し、コラーゲンが配合された化粧品を使うなどのケア方法があります。
その他、クリニックでヒアルロン酸を注入してもらう方法や眼窩脂肪(がんかしぼう)をとる外科手術などもあります。
ここでは、目元の筋肉を鍛える方法とツボ押しケア方法を紹介します。
目元の筋肉を鍛えるケア方法
眉は動かさないように目線だけを、上→右斜め上→右→右斜め下→下→左斜め下→左→左斜め上と360度動かして眼輪筋を鍛えます。
この動きを3回繰り返します。慣れてきたら10回程度行うのがおすすめです。
※上記の方法が慣れてきたら、目線が上、下、右、左の時に舌を回す運動も行うとより効果が高まります。
ツボ押し目元ケア方法
■目の下の黒くまに効くツボ
- 鼻の根元と目頭の間のくぼんだ場所
- 目尻から5mmくらい外側、骨のわずかなくぼみにあるツボ
- 目尻から少し外側のこめかみの近く、骨がくぼんだ場所にあるツボ
上記のツボ部分を人差し指の腹を使って、気持ちがいいくらいの強さで5秒ずつ押してください。これを3セットずつ行うのがおすすめです。
まとめ
今回は、フェイシャルエステで目の下のクマを解消する方法を紹介しました。「目の下のクマ」と言っても3種類あり、タイプに合ったケアが大切です。
自分でクマを解消できれば1番いいのですが、強めのマッサージなど間違った自己ケアは逆効果です。クマの改善にはプロの手を借りるのがベターといえます。
最近では目元に特化したサロンもあり、体験コースも利用できます。しかし、目元専門のメニューは、他のフェイシャルエステと比べると料金が少し高目です。
目元専門サロンだけにこだわらず、リフトアップや美白ケアコースといったエステサロンの体験を利用して、自分に合ったサロンを選ぶことをおすすめします。